プラスチック敷板の洗浄・保管はどうする?
プラスチック敷板は基本的に屋外で使用するものですから、使っているうちに土や泥で汚れていきます。本記事ではプラスチック敷板の洗浄や保管について解説します。プラスチック敷板を導入検討中の方や、実際に導入したけどどうしたらいいかわからないとお悩みの方のお役にたてれば幸いです。

プラスチック敷板の洗浄は必要?
自社使用で汚れを気にされないのであれば、洗浄は不要です。土の上に敷いたり、土や泥がついたタイヤで走行したりするので、使用していると汚れていきますが、定期的に洗浄するのは大変ですよね。枚数が多いとなおさらです。洗って綺麗にしても次回使用するのはまた土の上…となると、汚れは気にせず、そのままお使いいただいているユーザー様も多いようです。

いっぽう、レンタル会社様がレンタル資産としてお持ちの場合は、洗浄されています。貸し出して返却されたあと、汚れたままの状態で別のユーザー様に貸し出すとクレームのもとになってしまいます。ただ、泥汚れが乾いて固まっていたり、ペンキのような汚れがついていたりと、落ちにくい汚れもありますので、洗浄しても完全には綺麗にならないことも多いようです。
プラスチック敷板の洗浄方法は?
プラスチック敷板を洗浄する場合、高圧洗浄機または自動洗浄機械を使用することがあります。
高圧洗浄機で手洗いの場合
建設機械を洗浄するような現場で一般的に使用する「ワッシャー」と呼ばれる高圧洗浄機の洗浄ガンを使用します。敷板を傷つけることなく、水圧で汚れを落とします。

自動洗浄機械の場合
プラスチック敷板をコンベヤにのせると、自動で高圧洗浄されます。水を吹き付けると同時に上下の回転ノズルで汚れを除去します。1時間に30枚から90枚の洗浄が可能です。
プラスチック敷板は屋外の保管でも大丈夫?
プラスチック敷板は屋外で保管しても問題ありません。以下に注意点をまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。
<プラスチック敷板保管の際の注意点>
・敷板とともにパレットが提供された場合はパレットに重ねて保管する。
・パレットからずれ落ちないように固定する。
・パレットがない場合は地面に重ねて保管する。その場合も重ねた敷板が崩れないようにする。
・敷板を立て掛けて保管することは倒れる危険があるので避ける。
・荒天や台風などで強風が予想される際には、重ねて保管しているプラスチック敷板が崩れて吹き飛ばされないようにあらためて全体を強く固定する。強風にあおられないようにブルーシートをかぶせることも一案。また必要に応じてパレットごと塀や柱などに固定する。もし可能な状況であれば屋内に保管する。
以上、プラスチック敷板の洗浄や保管について解説いたしました。プラスチック敷板をお使いの方、導入ご検討中の方のお役に立てれば幸いです。